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〈雨仕舞(あまじまい)のこだわり〉

建築事業部 | 厚見の現場

雨仕舞って聞きなれない言葉かと思いますが、簡単に言えば雨漏り対策の建築用語です。建築を生業としている私にとっては

こだわりの箇所の一部です。
  

こんな門の庇(ひさし)ができないかと依頼されました。

通常金属屋根の勾配(傾斜)は、25~30㎝/100㎝(角度16°)が標準で、

通常金属屋根の勾配(傾斜)は、25~30㎝/100㎝(角度16°)が標準で、 最低でも5㎝/100㎝(角度3°)必要です。 今回の設計は、2.5㎝/100㎝(角度1.5°)しかありません。 それと詳細図のように屋根材の先端部の折り上げもなく、 笠木取合部をコーキングのみで止水しています。 近年技術の進歩でコーキングの性能も向上していますが、 コーキングの寿命はそんなに長くないと、私は思っています。

コーキングのない時代先人たちは、雨、風の特性を理解し雨漏り対策で、雨仕舞の納りを作り上げてきました。

コーキングのない時代先人たちは、雨、風の特性を理解し雨漏り対策で、雨仕舞の納りを作り上げてきました。

今回の庇の雨漏り対策を、鈑金屋さんと考えを交わしながら、先人たちの雨仕舞の 技術を、活かし施工図を作成しました。

今回の庇の雨漏り対策を、鈑金屋さんと考えを交わしながら、先人たちの雨仕舞の 技術を、活かし施工図を作成しました。

施工順に写真を掲載

完成しました

今回は門の庇のみの工事でしたが、今後先人たちの技術と現代の技術を融合させ新たな技術に挑みたいと考えています。

厚見建設工業株式会社 建築事業部 清水

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